日記の最近のブログ記事
2017年8月 2日
夏に多くなる下痢の改善法とは!?
夏はビールの飲みすぎで必ずゆるくなる院長の南です。
さあ~~今日もブログいってみましょう~
本日は多くは男性、最近女性にも増えてきている
『下痢』
のお話・・・・
◎下痢とは
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下痢は、大便の水分含有量が増え、泥状ないし、水溶便となった状態です。
大腸の運動が高まって、腸内容物が異常に早く大腸を通過するため、水分を多く残したまま排便される状態です。
腸粘膜自体の水分の吸収能力が弱く、そのために下痢を起こすものです。重い場合は、腸壁から腸管内に水分が排出されて、水分が増して起こることもあります。
下痢は腸内の悪いものを早く体外へ排出してしまおうという、身体の防御反応のことも多いので、止痢剤(下痢止め)の服用は医師の判断を仰ぐようにしましょう。
多く見られる原因
- 食べ過ぎや早食い、就寝前に食事をした場合などの消化不良
- 飲酒や油脂を大量に摂取した時
- コーヒーや辛い食品など刺激物の大量摂取
- 乳糖不耐症のある人が乳製品を取った時
- 人工甘味料を大量に取った時
- 精神的ストレスがある時
- 有毒物質、ウイルスや細菌などの感染による食中毒
食事と対策
1控えたい食品
- 脂質の摂取量を通常の3分の2くらいに控えましょう。
- 刺激物、冷たい飲食物、香辛料、炭酸飲料、アルコール飲料は避けましょう。
- 砂糖の入ったドリンク類は避けましょう。
- 玄米食は避けたほうがよいです。主食は、胚芽米、分づき米を使いましょう。ただし玄米粥や、繊維が微粉末となっている玄米粉・玄米食品などは適量なら問題ありません。
2効果的な栄養素、食品
- でんぷん質の流動食(本葛粉で作った葛湯)
- 消化不良が原因の場合、消化酵素の多い食品が効果的です。(山芋(生)、大根(生)、麹菌で発酵させた食品(生味噌、玄米食品など))
- タンニンは腸のけいれんを止め、便を固めます。(蓮根、緑茶、紅茶)
- 腸内の善玉菌を増やすもの(オリゴ糖、乳酸菌やビフィズス菌の多い食品)
3食べ方、生活習慣のポイント
- 下痢の場合、体液が失われやすいので水分を補給しましょう。また、種々のミネラルの喪失も起こるので、努めてミネラルの補給も行いましょう。
- 規則正しい食生活を心掛けましょう。
- 1~2食絶食し、下痢が軽くなってきたら、全粥から始め1~2日のうちに普通食に戻します。
- 一般的には消化のよいものが勧められます。しかし単に調理法によって食物形態を柔らかくし、咀嚼をあまりしないですむ方法よりは、咀嚼を積極的に行って唾液の分泌を促し、食べ物と唾液とをよく混合させ消化しやすくすることが大切です。
※下痢だけなら心配はありませんが、次の症状のある時は医師(内科)の診察を受け、原因をはっきりさせましょう。
- 下痢便の中に、血液、粘膜、膿、不消化物など、ふだん見られないものが混じっている。
- 下痢便の色が、白色、灰色、赤色、黒色、緑色など、ふだん見たことのない色をしている。
- 下痢便が腐ったような、すえたような臭いがする。
- 下痢以外に発熱、激しい腹痛、吐き気、嘔吐、その他の病気らしい症状を伴うとき。
みなさんもこれらに気を付けて夏を乗り切りましょう。
2017年7月 1日
便秘でおこる症状とその対策とは!?
おはようございますH&Bカイロスタジオの南です。
梅雨ここ2日到来という朝になりましてね。
今日は「便秘の話」
健康食品メーカーの統計によると女性の2人に1人は
便秘で悩まされているそうです。便秘はカラダから解毒できてないという環境化にあるという事です。
結構みなさん安易に考えておられる方が多い気がしますが、病気に一歩手前といっていいでしょう。
便秘という体のシグナルに気づくことが大事になってきます。
当院で治療する自律神経失調症、不妊症、アトピー・肌荒れ・花粉症はかならずといっていいほど
便秘の方が多いです。
便秘の種類
一般的な便秘は、弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘の3つに分けられます。
①弛緩性便秘:
食事量や食物繊維の不足、運動不足、加齢、経産婦などにみられる腹筋力の低下などが原因で腸全体の弛緩、拡張や排便反射の鈍麻により、腸内容物が長く停滞し水分の吸収が増し、大便が硬く太い塊になります。
②けいれん性便秘:
ストレスや過敏性腸症候群による腸管の自律神経失調症により起こります。大腸の運動と緊張が亢進した場合、けいれん性収縮を起こし、腸内容物の通過が障害されて便秘が起きます。便は兎様便で少量。便秘と下痢を繰り返すことがあります。
③直腸性便秘:
直腸の排泄反射減退によります。便は太く分割便になりやすく、習慣性便秘ともいわれ、仕事や時間の都合などで便意を抑える習慣のある人などに多くみられます。下剤や浣腸の乱用をすることによっても起こります。
食事と対策
一般の便秘に対しては食事が特効薬です。身体的な原因や他の病気が根底にある場合には、原因を検査し、そのための食養生も同時に行います。
1効果的な食品と成分
- 主食は未精白穀物にします。(玄米や分づき米、発酵食品、全粒粉で作ったパンや麺類、そば)。不溶性食物繊維が腸のぜん動運動を盛んにし、ビタミンB群などの合成を高めます。
- 朝起きてすぐや食事と食事の間など、空腹時に水分を取りましょう。温度は口に入れて飲めるくらいの少し熱い43度くらいがおすすめです。排便を促す胃・結腸反射は朝にいちばん強く起こるので、特に朝起き抜けに水分は効果的です。
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けいれん性便秘には、水溶性食物繊維の多い食品が効果的。水を含んで便を柔らかくします。腸の働きを整えます。(寒天、海藻類、りんご)
※食物繊維の多い食材を取り入れると、ガスが出たり、お腹が張ったりすることがあります。食物繊維が腸内細菌により分解されると、二酸化炭素やメタンガスなどのガスが発生します。継続して食べていると、腸内環境が安定してきてガスは減ってきますが、ひどい場合は、しばらく食物繊維の摂取量を少なくして様子を見るのも方法です。
- オリゴ糖は善玉菌(ビフィズス菌)を増やします。(大豆、玉葱、ごぼう)
- ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品を取ります。
- 飽和脂肪酸を含まない脂質は、腸内で潤滑油的な働きと刺激剤としての作用があります。(亜麻仁油、オリーブオイル、こめ油)
- 野菜や海藻類もビタミン・ミネラルの補給源として積極的に取りましょう。
当院でも食べることは体の質を作るものですとお伝いしております。
ここを見直さなければ症状の解決はありません!!
食の欧米化により現代病が増えてきているのにそろそろ氣がつきましょう!!
2017年6月15日
アトピー・アレルギー症状にお悩みのあなたへ・・・・
おはようございますH&Bカイロスタジオの南です。
今日はお休みをいただき東京へ勉強会出席のためお休みをいただいております。
今日は少しでもアトピーやアレルギー性の様々な症状にお悩みの方に少しでも知識として
知っといてほしい「腸内環境」についてのお話・・・
アレルギー•免疫異常の病気で「ある物質に対する生体の異常な反応」を意味するといわれます。
•病気の本態が、アレルギーという異常反応によると考えられている病気で、気管支ぜんそく、
アレルギー性鼻炎、薬物アレルギー、アレルギー性胃腸炎、じんま疹、湿疹、アトピー性皮膚炎などがあります。
•食物摂取により、アレルギー症状を引き起こしたり、反復した症状を認める場合に食物アレルギーと言います。
アレルギーの詳しいメカニズム
免疫バランスの崩れとアレルギー
免疫の司令塔の役割を担うT細胞には、Th1細胞とTh2細胞の二種類があります。Th2細胞は異物に対してアレルギー反応を起こし、Th1細胞はアレルギーを抑制する働きがあります。
健康な状態ではこの二つのT細胞のバランスが取れた状態になっていますが、アレルギーを起こしやすい人には、Th2細胞が多いことがわかっています。
Th2細胞が暴走すると、B細胞に抗体(IgE抗体)を産生するように指示を出します。
この抗体が肥満細胞と結合した状態で抗原に出会うと、ヒスタミンなどの炎症物質をつくります。
このヒスタミンがアレルギー症状を発症させます。
腸は免疫に関わる大切な臓器
外からの異物に立ち向かい、体を守るのが免疫ですが、外からの異物と密接な関係にあるところが「腸」です。腸は口から入った病原菌が体の内部まで入り込みやすいため、外部からの異物に抵抗する免疫細胞が多く、全身の60%以上が集中しています。
腸の免疫力は、腸内菌叢のバランスによって差が出てきます。腸内の善玉菌が優勢な環境であれば、善玉菌が免疫細胞を強くして、外部から侵入する菌に打ち勝ち、防御する力も強まります。逆に、悪玉菌が多い環境だと、侵入者への防御反応が弱まるばかりではなく、免疫細胞が外界の異物に過敏に反応してしまいます。つまり、アレルギーがひどくなるわけです。
大腸と小腸の二つの免疫システム
最近の研究で、免疫は小腸と大腸の二段階で調整されていることがわかってきました。
小腸では、乳酸菌やビフィズス菌が直接免疫力をアップするように働きます。免疫を担当する細胞の数は小腸の方が大腸の100倍以上と圧倒的に多いのですが、大腸内の腸内常在菌も免疫調節に重要な役割を果たしています。
アレルギーと腸内細菌の関わり
アレルギーが起きているときは、Th2細胞が暴走している状態です。Th2細胞の暴走の原因の一つに動物性タンパク質や脂質などがあります。これらが十分に消化されないまま腸に届くと、腸内の悪玉菌が増殖し、腐敗物質を産生して腸壁を傷つけます。するとそこでTh2細胞が暴走して、アレルギーの症状も重くなるというわけです。
つまり、腸内の悪玉菌を減らして腐敗物質の産生を抑え、ビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境を整えれば、Th2細胞の暴走を抑えてアレルギーの症状を抑えられると考えられます。
当院でも少しでもカラダからの毒素を解毒できるよう体づくりを
おこなっております。
2017年6月14日
貧血の方の食事と対策とは!?
おはようございますH&Bカイロスタジオの南です。
なんか最近朝冷え込みますね( 一一)短パン・半袖は寒く風邪ひきそうになりましたが
今日も一日がんばります。
①効果的な栄養素、食品
•鉄分を含む食品を取ります。(大豆、納豆、ひじき、小松菜、ほうれん草、春菊、高野豆腐、いんげんまめ、かき、しじみ)
•酸味は、胃粘膜を刺激し、胃酸の分泌を高めて鉄の吸収をよくします。(酢、梅干し、柑橘系の果物<レモン、ゆず、だいだい、すだち、かぼす>)調味料などとして使用しましょう。
•非ヘム鉄の吸収をよくするビタミンCを取ります。(じゃがいも、さつまいも、菜の花、ブロッコリー、芽キャベツ、カリフラワー、いちご、みかん類)
•主食は未精白穀物にします。(玄米や分づき米、玄米発酵食品、全粒粉で作ったパンや麺類、そば)。造血に必要な鉄以外の栄養素(リン、銅、コバルト、ビタミンB2、ニコチン酸、ビタミンB6、ビタミンEなど)が豊富に含まれます。ただし、胃腸が弱っている場合は、玄米食でなく、胚芽米、分づき米を使いましょう。ただし玄米粥や、繊維が微粉末となっている玄米粉・玄米発酵食品などは適量であれば問題ありません。
•銅は鉄を必要な場所に運ぶ役割をしており重要です。(玄米、そば、押し麦、やまといも、さつまいも、大豆、納豆、かき、かに、するめ、えび)
•たんぱく質を十分取りましょう。(魚介類、大豆、納豆、豆腐)
•造血に必要な葉酸を取りましょう。(大豆、あずき、いんげんまめ、菜の花、枝豆、モロヘイヤ、ブロッコリー、アスパラガス、春菊、種実類、魚介類、玄米、玄米発酵食品)
•造血に必要なビタミンB12は、主に魚介類に多く含まれます。極端な菜食主義は、欠乏を招きやすいですが、納豆や藻類からも取ることができます。(しじみ、あさり、かき、うるめいわし、さんま、帆立貝、海苔、藻類、スピルリナ、納豆)
②控えたい食品
•お茶、コーヒーを食事中や食後にたくさん飲むと、鉄分とタンニンが結合して鉄の吸収を低下させるので注意しましょう。
•牛乳の飲み過ぎや乳製品の取り過ぎは貧血を招くので、基本的には取らないほうが良いでしょう。
③食べ方、生活習慣のポイント
•ビタミンB12が吸収されるためには、胃粘膜から分泌される内因子が不可欠なので、胃の働きを良くします。
•腎臓の機能が原因の場合もあります。腎臓を強くする食事を心がけます。
•間違ったダイエット(やせるためのダイエットや間違った食養生など)や偏った食事による栄養素の不足やアンバランスが、貧血を招くので注意しましょう。
2017年6月10日
貧血でお悩みなあなたへ・・・
いつもブログ拝見していただきありがとうございます。
今日は午後からお休みいただき勉強会へ・・・バスの中で吐き気と闘いながらブログ投稿です
今日は意外に多い女性の貧血
貧血の中でも一番多いのは鉄欠乏性貧血で、若い女性に多いです。ヘモグロビンの構成要素である鉄の欠乏により起きます。鉄は体内で生成できず、体外から食べ物として摂取しなければなりません。貧血による症状は、皮膚や粘膜の色が蒼白となり、まぶたの裏や爪などの赤みが薄くなったり、全身倦怠感、脱力感、動悸、息切れ、めまい、頭重感などがあります。原因として
1.栄養のアンバランスによる鉄、銅、たんぱく質の不足(偏食、ダイエット、摂食障害など)
2.鉄の過剰喪失(潰瘍、がん、痔、月経、子宮筋腫)
3.鉄の吸収阻害(胃切除、吸収不良症候群など)
4.妊娠、授乳などで需要増加に補給が間に合わない
5.腎機能の低下や障害
があげられます。その他、ビタミンB12や葉酸の欠乏によって起こる悪性貧血(巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ))、骨髄で血液をつくる能力が低下しているために起こる再生不良性貧血などがあります。ビタミンB12、葉酸欠乏による症状は、食欲不振、胸焼け、下痢、便秘、萎縮性舌炎、年齢不相応の白髪、女性では無月経、不妊症、両手足のしびれ、運動失調を伴う神経症状、歩行障害などがあります。
当院では自律神経を整えながら日常生活のアドバイスをして
貧血の症状を改善サポートしております!!
お困りの方は是非お電話お待ちしております。
2017年6月 8日
肩こり・便秘・冷え性の方の控えた方がいい食事・生活改善法とは!?
おはようございますH&Bカイロスタジオの南です。
いつもブログ拝見していただきありがとうございます。
今日は昨日の続きですが「肩こり・便秘・冷え性」
◎控えたい食品
・果物、特に南国の果物は、体を冷やしますので、控えましょう。
・夏野菜は体を冷やしますので、控えましょう。
・冷たい食品、冷たい飲み物は控えましょう。
・甘いものは控えましょう。(チョコレート・ケーキ・お菓子)
◎食べ方、生活習慣のポイント
・適度な運動をして、筋肉量を増やし代謝を高めます。運動の種類は下半身を中心に
筋力がアップする運動がお勧めです。
・食材に熱を通しましょう。
・貧血の場合は、貧血を良くする食事を心がけましょう。
・自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になると、血流が悪くなります。夜更かしなどの
生活習慣をやめ、ストレス解消を心がけます。
・血液の流れが悪いと冷えにつながります。血液の状態に問題のある方は、対応する食事法も参考にして下さい。
冷え性は免疫力をさげますので
体の抵抗力を下げウィルス・癌・アレルギーの要因になりますので
一度でも体温を上げる生活習慣を送りましょう(^^)
2017年6月 3日
自律神経の乱れに対して控えてた方がいい食生活とは!?
おはようございますH&B カイロスタジオの南です。
寒い人暑い日交互になり体温調節が難しい季節です何を着ていいかわからなくなりますね(^^)
今日も自律神経の話です。周りでお困りの方がおられたらぜひ教えてあげてくださいね!!
◎控えたい食品
白砂糖のように吸収の早い糖を大量に取ることで起こる“低血糖”は精神を不安定にします。糖やそれを多く含む食品、栄養ドリンク、菓子類、ジュース類は控えます。果糖の多い果物もほどほどにします。
ホルモンのアンバランスにより、閉経とともに太ってしまったり、コレステロール値が上がってしまうという現象が起こることもありますので、油脂、アルコール飲料を控えましょう。(ファーストフード、スナック菓子、オメガ6類の油)
◎食べ方、生活習慣のポイント
•多飲・多食・過食を避けましょう。
•規則正しく食事を取りましょう。
•夜更かしや朝寝坊を避け、生活リズムを整え、規則正しい生活を心がけましょう。
•便秘をしないようにしましょう。
•気持ちを明るくしてストレスをためないようにしましょう。
規則正しい生活を送ることで少しずつ体の質が変わっていきます一つずつコツコツと
カラダを改善していきましょう! !
2017年6月 2日
自律神経の乱れは食事が大事!! 当院の対策法とは!?
自律神経とは
自律神経のアンバランス自律神経には、交感神経と副交感神経があり、互いに反対の作用をして、バランスが保たれていますが、どちらかの働きが強すぎたり、または機能が低下したりして調節がアンバランスになった状態を言います。全身倦怠感、疲労感、不眠、寝汗、めまい、頭痛、ほてりや冷え、肩こり、便秘、下痢など、というようなさまざまな不定愁訴(ふていしゅうそ)に悩まされますが、原因は、過労などのストレスのほか、栄養のアンバランスからくるホルモンのアンバランスが、身体のバランスも乱すといった代謝の異常があげられます。自律神経失調症は、臓器そのものの問題でなく、それをコントロールする神経、あるいはホルモンの障害であり、さまざまな要素が絡み合って起こってくると考えられます。身体的症状の他に、いらいらや精神的な不安を感じたり、躁鬱(そううつ)状態を繰り返したり感情の起伏が激しくなるなど、精神的な症状がみられることもあります。末梢の毛細血管への血流が悪くなって、末端の自律神経の働きが悪くなるといったことも原因の一つとなります。
◎効果的な栄養素、食品
•主食は未精白穀物にします。(玄米や分づき米、白米+玄米発酵食品、全粒粉で作ったパンや麺類、そば)未精白穀物には、神経の働きに役立つビタミンB群が豊富です。ビタミンB1は神経細胞でエネルギーを作るのに必要、ビタミンB6は神経伝達物質の代謝に必要です。パントテン酸は神経伝達物質の分泌を高めます。
さらに玄米には、γ-オリザノールという、自律神経失調症の薬としても処方されている成分が含まれています。
ただし胃腸が弱っている場合は、玄米食でなく分づき米、胚芽米もしくは玄米粥にしましょう。(玄米発酵食品を補うのもよい)
•末端の自律神経の働きを良くするために、末梢の毛細血管への血流を促すビタミンEを取りましょう。(ごま、ピーナッツ、アーモンド、玄米)
•ビタミンCは精神的な不安、ストレスを除きます。(ブロッコリー、ピーマンなどの野菜)
•カルシウムが不足すると情緒不安定になるなど、神経活動に影響します。カルシウムの豊富な食品を取りましょう。(魚介類、野菜類、菜の花、モロヘイヤ、小松菜、葉大根、豆類、えんどう豆、生揚げ、がんもどき、木綿豆腐など)
•にんにくには、ビタミンB1の吸収を高めるアリシン、血流を良くするスコルジンが含まれます。
•マグネシウムが不足すると、落ち着きがなくなるなど、神経活動に影響します。カルシウムの豊富な食品を取りましょう。
•女性ホルモンのエストロゲンの減少を補うには、イソフラボンが有効です。(大豆、大豆製品)
•血糖値が急上昇する白砂糖を大量に取ると、かえって低血糖になり、精神面に影響を及ぼします。甘みは白砂糖でなく、オリゴ糖などの血糖値を急激に上げない糖を使いましょう。